Web/ECサイト/スマホアプリの制作・開発や、インターネットメディアの開発・運営を手がける『ヴァンテージIT株式会社』の代表取締役 樹神 良和さんに、日本企業の外国人採用について伺いました。(JIKOPY)
勤め先 | ヴァンテージIT株式会社 |
部署・役職 | 代表取締役 |
名前 | 樹神 良和(Yoshikazu Kodama) さん |
業種 | IT and Communication |
所在地 | 東京都 |
関連インタビュー | ユン・ゴニさん |
外国人従業員を採用する目的をお教えください。
外国人の従業員は、仕事に対する熱意が強い、能力も高いと思っています。ユンさん(インタビューはこちら)も、マイナビの採用イベントを待たずして、弊社に「会社を見学しにいってもよいですか?」と直接電話をしてきて、会社でうちの会社で将来やりたいことをプレゼンしてくれたのは印象的でした。
また、会社の戦略的にもこれからはグローバルだと思っていますので、自社サービスを作っていくうえで、各国の人材は欠かせません。
外国人従業員の採用はいつごろからはじめられましたか?
採用を始めた初期からです。私自身が上海にも会社を設立していることもあり、外国人への抵抗は全くありませんでした。
外国人従業員を採用するにあたり、当初苦労したことは何ですか?
ユンさんの場合は、交換留学で日本の大学に来ていましたが、卒業時は韓国にいたので、ビザの手続きを調べながら対応するのに少しだけ苦労しました。
もう一つは、日本語力ですね。
弊社はお客様の対応をとても大切にしているので、日本人の新卒社員でもビジネス日本語の習得には苦労していたりします。日本独特のあうんの呼吸や行間を読むなどというのは、外国人従業員にとっては大変だとは思います。
でも、頑張って少しずつ身につけてくれれば良いと思います。
外国人従業員を採用するにあたり、現在でも苦労していることはありますか?
これだけグローバルな時代なのに国の助成金で今年から日本人以外NGなど、時代に逆行するようなケースがあり驚いています。
外国人従業員を採用してよかった点をお教えください。
やる気があってハキハキしているだけで気持ちが良いです。
社員の視野も広がると思いますし、外国人社員が育てば、会社の事業をグローバル化するのに最高の土台が整うので楽しみです。
今後も、外国人従業員の採用を推進しますか?
推進します。
一方で、世の中で外国籍の方、不可というケースが少しずつ減っていくといいなと思っています。
最低でも、どの程度の日本語能力が必要と考えられますでしょうか?
下記、いずれかのレベルが好ましいですね。
- 幅広い場面で使われる日本語を理解することができる( JLPT-N1 )
- 日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる ( JLPT-N2 )
日本での就職を希望する外国人の方へ、アドバイスをお願いします。
私も中国で会社を設立した際は、現地の中国人の仲間にたくさんサポートしてもらいました。それは私が中国語も勉強していたし、中国が好きだという気持ちが伝わったからだと思います。
日本で就職したい皆さんも、日本で頑張りたいという気持ちをアピールすること、また、就職できたらなるべく実務の勉強に専念できるように日本語はしっかり勉強しておくと良いと思います。